学会・研修会印象記
第24回日本褥瘡学会学術集会
鈴木 孝治
1
1藍野大学
pp.1278
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203198
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2022年8月27日(土)〜28(日)にかけて,パシフィコ横浜ノースにて第24回日本褥瘡学会学術集会が開催された.東京医療保健大学大学院の溝上祐子学会長の下,「褥瘡マネジメントの未来 新たな価値の創造」というメインテーマで,看護師,形成外科・皮膚科をはじめとした医師,薬剤師,リハ関連職種等の多職種が参加した学会であった.開催形式は,オンデマンド,オンライン,現地参加のハイブリッドで,会場には1,500名余りが参集し,4,300名を超える総参加者数で,久々に活気ある学会会場での発表が経験できた.
当該学会のリハビリテーション連携作業部会が企画した「リハビリテーション職種連携の課題と展望」というシンポジウムを開催するので,日本作業療法士協会からシンポジストを選出してほしいとの依頼があり,「褥瘡に関して,作業療法教育で教授すべきこと」というテーマで筆者が発表した.このような企画となった背景には,リハ関連職種が褥瘡に関しての評価・介入の実績が少なく,医療にかかわらず,あらゆる領域でより積極的にかかわってほしいとの学会側の考えがあってのことと推察できる.
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