Japanese
English
研究
精神科非急性期病棟患者の退院後の転帰—多職種チームで取り組んだプログラムとの関連について
Outcomes after discharge of patients in non-acute psychiatric ward: Regarding the relation with a program of we tacked in multidisciplinary team
森山 菜美
1
,
大我 昂平
1
,
三重野 利香
1
,
稲益 晶代
1
,
西田 津紀子
2
,
西村 良二
1
Nami Moriyama
1
,
Kohei Ohga
1
,
Rika Mieno
1
,
Akiyo Inamasu
1
,
Tsukiko Nishida
2
,
Ryoji Nishimura
1
1福間病院
2グループホーム ガーデンサンシャイン
キーワード:
退院支援
,
長期入院
,
地域定着
Keyword:
退院支援
,
長期入院
,
地域定着
pp.1203-1209
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203176
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Abstract:精神科救急・急性期病棟を除く非急性期病棟を退院した患者の退院後の転帰を5年間にわたり追跡調査し,OTが加わった多職種による退院支援との関連を明らかにすることを目的とした.対象は当院の非急性期病棟を退院した125名で,退院先,入院時に退院に向けてOTがかかわった退院支援プログラム,退院後に利用した社会資源の活用等を調査した.退院者のうち5年間の追跡ができた43名の転帰において,5年間地域生活を続けている患者を地域生活継続群(13名)とし,それ以外の患者を再入院群(30名)とした.5年間の地域生活継続率は27.7%であった.毎年の調査時点において,地域生活率は約70%であった.対象者の希望に沿った個別支援や,症状が不安定でも社会資源を活用していくことによって,地域生活継続期間をある程度,保てることや,再入院しても間もなく退院し,再び地域生活を続けていけることが示唆された.
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