Japanese
English
特集 作業療法士による看取り
訪問リハの現場での看取りを支える作業療法
The role of home visit rehabilitation in end-of-life care until deathbeds
目良 幸子
1,2
,
田中 裕
1
,
小畑 朋久
1
,
小田 りさこ
1
Sachiko Mera
1,2
,
Yutaka Tanaka
1
,
Tomohisa Obata
1
,
Risako Oda
1
1たなかクリニック
2株式会社かなえるリンク
pp.228-233
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202026
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:看取りまで自宅で過ごすために必要なことは?
Q2:看取りに至るまでとその後の作業療法士の役割は?
Q3:終末期の希望を支えるとは?
はじめに
私はいま,2カ所の勤務先で訪問リハに従事している.1カ所は大阪府全域と京都市に事業所とサテライトをもち,多数のセラピストがそれぞれの地域の医療・介護の関連施設と連携をとりながら最新の管理システムを活用して訪問を行っている会社組織である.もう1カ所は奈良県の北西部に位置する平群町(面積23.9km2,人口1.9万人,高齢化率35.7%)という小さな町にある神経内科・内科を標榜するクリニックで,このクリニックが町内の地域医療を担っている.今回は後者のクリニックの訪問診療部のメンバーとして,在宅での看取りまで訪問リハを継続した経験について報告する.
「看取り」というキーワードに着目すると,死を迎えるための訪問リハという印象をもたれるかもしれないがそうではなく,自宅で最期までその人らしく暮らすためのアプローチであることをご理解いただけたら幸いである.
Copyright © 2020, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.