ふぉーらむ
高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発—10年間のプロジェクトに参加して
西浦 裕子
1
1国立障害者リハビリテーションセンター研究所 福祉機器開発部
pp.160-164
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202006
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
筆者は,2013年(平成25年)4月より現職に着任し,特に軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)から軽度認知症のある者を対象とした福祉機器の臨床評価研究に携わっています.現在,科学技術振興機構が運営する研究成果展開事業「戦略的イノベーション創出推進プログラム」(以下,S-イノベ)の中で,当センター研究所福祉機器開発部長,井上剛伸がプロジェクトマネージャーを務める研究課題「高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発」1)に,研究分担者として参加しています.2011年(平成23年)1月から始まった,約10年間にわたる研究プロジェクトです.今回,今年度完了予定である本プロジェクトの概要と,OTとしてかかわった経験について紹介させていただきます.
Copyright © 2020, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.