Japanese
English
研究
通所介護を利用して生活を送る高齢者が作業同一性を構築するプロセス
The process of constructing occupational identity among elderly people while using day service centers
鹿田 将隆
1
,
籔脇 健司
2
,
野藤 弘幸
3
Masataka Shikata
1
,
Kenji Yabuwaki
2
,
Hiroyuki Notoh
3
1社会福祉法人公友会 デイサービスセンター都田
2吉備国際大学
3常葉大学
キーワード:
通所介護(デイサービス)
,
高齢者
,
人間作業モデル
Keyword:
通所介護(デイサービス)
,
高齢者
,
人間作業モデル
pp.601-608
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200605
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Abstract:本研究の目的は,通所介護を利用して生活を送る高齢者が作業同一性を構築するプロセスを明らかにすることである.対象者12名に半構成的インタビューを実施し,面接内容を,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチに準じた方法により分析した.その結果,得られた概念は30個,カテゴリは12個であり,【生活を自律させたい自分】をコアカテゴリに,現在の肯定的な作業同一性を循環から,将来の肯定的な作業同一性を形成するプロセスが明らかとなった.また,老いの影響による否定的な作業同一性の循環も有していた.本プロセスは,通所介護を利用する高齢者の作業同一性の理解に有用で,作業療法の介入計画を立案する際に参照できると思われる.
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