Japanese
English
研究
急性期くも膜下出血患者の注意機能の行動観察評価と日常生活活動の自立度の推移
Behavioral observation rating scale of attention function and independence in activities of daily living with acute subarachnoid hemorrhage patients
宮内 貴之
1
,
佐々木 祥太郎
1
,
佐々木 洋子
1
,
最上谷 拓磨
1
,
白濱 勲二
2
Takayuki Miyauchi
1
,
Shotaro Sasaki
1
,
Yoko Sasaki
1
,
Takuma Mogamiya
1
,
Kunji Shirahama
2
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
2神奈川県立保健福祉大学
キーワード:
くも膜下出血
,
行動観察評価
,
日常生活活動
Keyword:
くも膜下出血
,
行動観察評価
,
日常生活活動
pp.161-166
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203691
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Abstract:本研究は急性期くも膜下出血患者の注意機能の行動観察評価とADLの自立度の推移を検討し,行動観察評価の有用性を明らかにすることを目的とした.対象は,くも膜下出血の治療のため4週間以上,当院に入院加療した7名であった.方法は,1週ごとに注意機能とADLの自立度を調査した.注意機能は,行動観察評価であるMoss Attention Rating Scale日本語版(MARS-J)とVisual Cancellation Task,Symbol Digit Modalities Testを用いて評価した.その結果,MARS-JとADLの経時的変化は類似していた.また,机上検査は実施困難であった者もいたが,MARS-Jは全例,全週で実施が可能であったことから,ADLの自立を目標とした作業療法を展開するうえで注意機能の行動観察評価は有用な指標となり得ることが示唆された.
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