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編集後記
岩﨑 昭憲
pp.764
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426100424
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本号は3つの原著と14の症例報告で構成され,そのうちの1つに形成外科領域での内視鏡外科手術手技が記載されています.19例の施行手術のうち,最も多かった前額部皮下腫瘤9例を中心に検討され内視鏡外科手術の利点でもある整容性に優れ,また拡大視による重要な神経の温存も可能な手術であることが述べられています.特に顔面,頭頸部の病変に対し,離れた位置からアプローチできることにより目立ちやすい顔などに瘢痕を残しにくいようです.今後もさらに形成外科の領域で様々な疾患に取り入れられる方法になると期待が持たれます.
ところで,2009年10月28日の時点で,日本内視鏡外科学会の会員数は10,011名だと聞き及んでいます.このような投稿論文を見てみると,形成外科の分野を含めさらに多くの外科領域の会員が順調に増えれば15,000人を超える横断的学会になる日もそう遠いことではないと考えられます.
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