特集1 救急医療のリベラルアーツ 救急部門:使命と収益のハザマ
5.逆境のなかで,急性期病院をいかに再編統合したのか
遠藤 直人
1,2,3
Naoto ENDO
1,2,3
1済生会新潟県央基幹病院
2前 新潟県立燕労災病院
3前 新潟県福祉保健部
pp.518-524
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200127
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2024年3月1日に,新潟県県央医療圏に新たに済生会新潟県央基幹病院(以下,県央基幹病院)が開院した。10年以上前から検討されてきた医療再編構想の柱がここに結実する。
本稿では,当地域の基幹病院開院前の状況と課題,新病院の使命と役割について述べる。医師および医療スタッフが潤沢ではない新潟県で,医療人材をいかにして集め,1つの病院組織人とするか,また近隣の病院,医院,介護・福祉施設,行政との協働に必要なことは何か,その戦略についても論じたい。
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