特集1 救急医療のリベラルアーツ 働き方改革の本質と戦略
【Part 2】救急医が子を産み,育てるとき
6.救急医療への男女共同参画,これまでとこれから
木田 佳子
1
Yoshiko KIDA
1
1広島赤十字・原爆病院 救急集中治療科
pp.50-53
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200009
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1986年に「男女雇用機会均等法」*1が施行されて以降,日本社会全体として女性が活躍する仕組み作りが進められてきた。「働き方改革関連法」による各種労働法の改正も重なり,男女共同参画への取り組みはより重要性を増しており,それは医療分野でも同じである。
女性医師の割合も年々増加し,2020年には総医師数の約23%に増加した1)(図1)。政府主導で,男女共同参画社会の実現に向けてさまざまな取り組みがなされているなか,実際の救急医療現場ではどのようなことが議論され実行されているのか。
救急医として働いている女性医師の1人として,救急医療界における男女共同参画について情報提供したい。
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