特集 ホスピタリストのための画像診断—②脳脊髄編
Part 1 総論
4.脊髄MRIをオーダーすべきとき—主な撮像法,緊急性の高い所見
豊辻 智則
1
,
加藤 武晴
1
,
三和 大悟
1
,
道本 幸一
1
Tomonori TOYOTSUJI
1
,
Takeharu KATOH
1
,
Daigo MIWA
1
,
Koichi MICHIMOTO
1
1JR大阪鉄道病院 放射線科
pp.431-438
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901044
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MRIは,X線被曝がなく,高いコントラストの画像が得られるため,脊髄の画像診断において極めて重要な役割を担っているが,撮像範囲がコイルの大きさに制限される,撮像に時間がかかるなどの欠点もある。
本稿では,どのような症状があるとき,病態を疑うときにMRIをオーダーすべきか,T2*強調像,拡散強調像などの撮像法や,造影を追加すべき状況(出血,膿瘍,活動性脱髄,腫瘍など),緊急性の高い脊髄MRIについて述べる。
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