特集 ホスピタリストに必要な手技
緊急気道管理
2.ホスピタリストにとっての安全な気道管理総論—押さえておきたい気管挿管のキホンとエビデンス
髙橋 仁
1
Jin TAKAHASHI
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 救急外来部門
pp.365-375
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900795
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ホスピタリストが対応しなければならない病棟急変はさまざまであるが,緊急気道管理(特に気管挿管)はそれほど多くないであろう。大きな病院であれば,病棟の気道管理は麻酔科医や救急医が対応するのが一般的である。そのためか,病棟急変マニュアルなどの本に,気管挿管に関して記載されている箇所は少ない。しかし病院によっては,ホスピタリストが対応しなければならないこともある。気道管理は失敗すれば患者の死に直結するため,ホスピタリストも気道管理に習熟しておく必要がある。
本稿では気道管理のなかでも気管挿管に特化して,最新のエビデンスに基づいた,安全でかつ成功率の高い気道管理の方法に関して述べていく。
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