特集 腎疾患2
【慢性腎臓病(CKD)】
6.腎代替療法:①透析療法—最近の動向,コモンプロブレム,そして今後の課題
嶋 英昭
1
Hideaki SHIMA
1
1大阪医科大学 内科学Ⅲ 腎臓内科
pp.203-209
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900522
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慢性腎臓病(CKD)は,その進行を抑制できる可能性は高くなっているが,いまだ根治は不可能である。CKD患者の行く末は,他のイベントか老衰により一生を終える,末期腎臓病end stage kidney disease(ESKD)に移行して延命をはかる,ESKDによる死を受容する,の3つである。このESKDに対する治療が腎代替療法であり,透析療法と移植療法の2つがある。
透析診療そのものや透析患者の合併症治療を通じて,総合診療医や非透析専門医が透析にかかわる機会が増えている。本稿では,透析療法の最近のトピックスを紹介する。
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