連載 今日から使える「ベッドサイド5分間ティーチング」・⑤
ベッドサイド5分間ティーチング実践:気管支喘息の既往のある症例の呼吸困難 その後
北野 夕佳
1
1聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院 救命救急センター
pp.862-871
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900350
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
本稿は第5回である。ベッドサイド5分間ティーチングの目的やどのように行うかなどの総論は第1回で詳しく述べたので,ここでは繰り返さない。読んでいない読者は,本稿をより有効活用できるように,是非第1回も読まれることをすすめる。
前回(第4回)では,私が数年前に経験した症例を提示してその症例から「5分間ティーチング」の実例を紹介した。そしてその最後に,症例を引き続きマネジメントするうえで必要不可欠な一般論(=クリニカルクエスチョン・埋めるべき5分間ティーチング項目)を問題提起し,今回に持ち越す形とした。読者も自ら5分間ティーチングを作成されただろうか。日々遭遇する臨床上の疑問を放置せずに,5分間ティーチング持ち札(=一般論)として蓄積していく感触が伝えられていればうれしい。では早速,5分間ティーチング具体例をみていこう。
Copyright © 2014, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.