特集 代謝内分泌
【コラム】入院中の血糖管理—重症低血糖を回避することが鉄則
能登 洋
1,2
Hiroshi NOTO
1,2
1聖路加国際病院 内分泌代謝科
2東京医科歯科大学 医学部
pp.24-29
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900126
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糖尿病(1型・2型)患者が入院すると,一般的に血糖管理は悪化する傾向にある。また,感染症や手術によるストレスやステロイド投与などにより,非糖尿病患者でも血糖値が上昇する。一方,摂食量の低下や過度の血糖降下治療により低血糖を起こすリスクも増加する。高血糖・低血糖とも予後悪化につながるため,確実かつ安全な血糖管理が重要である。本稿では,いわゆる教育入院以外の入院中の血糖管理について,糖尿病患者を主に取り上げ,解説する。
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