特集 他科の知識1
泌尿器科の知識
1.急性尿道閉塞—適切な初期対応をとるために
西田 隼人
1
Hayato NISHIDA
1
1山形大学医学部 腎泌尿器外科学講座
pp.827-834
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900076
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急性尿道閉塞acute urinary retention(AUR)は,一般内科の診療現場においてもありふれた疾患である。AURは尿道バルーンカテーテル留置により解除が容易であるが,しばしばカテーテル留置困難やその後のバルーンカテーテル抜去困難に遭遇する。また,安易なカテーテル留置はカテーテル関連尿路感染catheter associated urinary tract infection(CAUTI)を引き起こしかねない。
本稿ではAURについて,尿道カテーテル留置の適応と,挿入および留置後の管理などを中心に述べる。
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