特集 神経内科
14.脳炎—原因検索のための体系的アプローチとケーススタディ
成相 宏樹
1
Hiroki NARIAI
1
1UCLA Medical Center, Department of Neurology
pp.195-202
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900034
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脳炎は数時間の経過で重症化することがあるので,感染症科や神経内科の指示を待っていたら手遅れになる場合もある。そのため,脳炎の診断,治療の正しい初期対応を知っておくことは,すべての臨床医にとって重要といえる。
本稿ではまず前半で,脳炎の原因疾患にどのように迫っていくか,その考え方と各種検査のポイントを整理する。後半では,症例をもとに,単純ヘルペス脳炎や抗NMDA*1受容体脳炎の診断,治療について解説する。
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