連載 ICUフェローからのメッセージ
第23回:妻として留学をともにするということ—ER clinical fellow,トロント大学大学院生活を通じて
青山 紘子
1
1Schwartz-Reisman Emergency Centre, Mount Sinai Hospital, Department of Family & Community Medicine, University of Toronto
pp.764-767
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200116
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2010年,卒後5年目終了時にトロントへ旅立ちました。これまで掲載された数々の「ICUフェローからのメッセージ」と異なることは,私が先立ってのアポイントを何ももたず,留学する夫の生活全般のサポート役として渡航したことです。
しかし,待ち受けていたのは何もかもが目新しく,一瞬一瞬が生きた勉強であるという旅行気分以上に,予想以上にハードな,人生を賭けた葛藤でした。それは,女性の多くがそうであるように,家庭を守りながら,夫の健康と成功を祈り,夫の最高のサポーターでありたいと強く思うが故の深い葛藤だったと思います。
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