連載 研修医・初心者のための〜Dr.DのおもしろTEE講座 第16回
組織ドプラ法で左室拡張能を評価しよう!
土井 健司
1
1東京女子医科大学 麻酔科学教室
pp.76-78
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202162
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みなさん,こんにちは。TEEしてますか。前回は,左室拡張能の病態生理を踏まえて,左室拡張能の指標の一つである僧帽弁口血流速度についてお話ししました。心エコーで左室拡張能を評価するには,単独の指標で評価するよりも,複数の指標を用いることを米国心エコー図学会のガイドラインでは推奨しています1)。そこで今回は,僧帽弁口血流速度とともに臨床で使用頻度の高い,組織ドプラ法を用いた僧帽弁輪移動速度についてのお話です。
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