症例検討 呼吸器疾患患者の周術期管理
コラム:短くてもいい とにかく禁煙を指導しよう
今中 秀光
1
Hideaki IMANAKA
1
1宝塚市立病院
pp.958-959
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200964
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喫煙は周術期の全身管理,予後に悪影響を及ぼす。2010年に日本循環器学会など9学会が合同で『禁煙ガイドライン改訂版』1)を,2015年に日本麻酔科学会が『周術期禁煙ガイドライン』2)を公表している(表1)。禁煙宣言をしている日本麻酔科学会に属している以上,まず麻酔科医自身が禁煙を行い,そのうえで,術前・術後になるべく長期の禁煙期間を確保できるよう患者を指導したい。麻酔科医の努力だけでは解決できない問題も多いが,外科医も巻きこんで術前の禁煙を働きかけよう。
本稿では,日本麻酔科学会の『周術期禁煙ガイドライン』を中心に解説する。
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