実習日誌
短い期間に3つの病院で
寺川 玲子
1,2,3,4
1広島県衛生検査専門学院
2東洋工業株式会社附属病院
3広島鉄道病院
4県立広島病院
pp.32
発行日 1973年12月1日
Published Date 1973/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200316
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はやいもので学生生活も余すところ6か月となった.病院実習も2/3を終え,全部合わせても2か月という短い期間であったが,その間に学んだことは,学校で1年半に学んだことにも匹敵するほど大きなものであった.
私たちの学校はまだ2年制であり,そのぎっしりと詰まったカリキュラムの中で,病院実習はわずか3か月である.生化学実習および一般検査実習を3か所の病院で行なったが,1年生の2月と2年生の7月に1か月ずつあり,2年生の10月に血液学実習が1か月あるだけである.中でも生化学実習と一般検査実習は,1か月の間に3つの病院を回らなければならず,一病院における実習は2週間にも満たない.したがっておのずからいろいろな問題に遭遇した.
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