連載 ABCD sonography
膀胱エコー
下出 典子
1
1兵庫医科大学病院 手術センター
pp.1168-1171
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200437
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汎用超音波装置の普及により,ベッドサイドでエコーを使用することが一般的になっている。救急領域のFAST(focused assessment with sonography for trauma:外傷初期診療における迅速簡易超音波検査)で用いられる恥骨結合上の断層像は,膀胱を中心として骨盤腔を描出できる。同じ部位で描出可能な膀胱エコーは,ベッドサイドで,①膀胱容量(尿量)測定,②尿道カテーテル位置確認,③膀胱結石・膀胱腫瘍・膀胱血腫・前立腺肥大など尿閉の原因検索,などの役割が期待される。
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