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pp.204-208
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200142
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The New England Journal of Medicine
Editorial:
Colombo A, Chieffo A. Dual antiplatelet therapy after drug-eluting stents—how long to treat? N Engl J Med 2014;371:2225-6.
Article:
Mauri L, Kereiakes DJ, Yeh RW, et al. Twelve or 30 months of dual antiplatelet therapy after drug-eluting stents. N Engl J Med 2014;371:2155-66.
■薬物溶出性ステントにおける抗血小板療法に必要な期間は?
薬物溶出性ステント(DES)では,ベアメタルステント(BMS)より再狭窄率が低い。しかし,遅発性ステント血栓症が起きた場合には,生命予後が悪化する。そのため,抗血小板薬2剤の投与(dual antiplatelet therapy:DAPT)が行われる。DAPTの必要期間は確定しておらず,6〜12か月以上は必要とするものもあれば,第二,第三世代のDESの使用とともに,6か月,さらには3か月でよいとする意見もある。DAPTの長期継続によりステント血栓症の頻度は低下する可能性があるが,一方で出血性合併症頻度が上昇する可能性もある。
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