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pp.100-103
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200112
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The New England Journal of Medicine
Editorial:
Cook D, Arabi Y. The route of early nutrition in critical illness. N Engl J Med 2014;371:1748-9.
Article:
Harvey SE, Parrott F, Harrison DA, et al. Trial of the route of early nutritional support in critically ill adults. N Engl J Med 2014;371:1673-84.
■ICUにおける栄養管理はいつから,どのルートで?
重症患者において,いつから,どのように栄養管理を始めるべきかについては,ICUフェローをしていたときに,栄養サポートチームnutritional support teamの助けを借りながら,四苦八苦して栄養管理をしていたのを思い出す。経腸栄養を始めるにしても,どの程度の濃度から,どの程度の量からにするかは,胃内残留量を測定しながら,一歩進んでまた戻る,というようにして栄養管理をしていたように思う。経腸栄養で不十分な場合には末梢静脈栄養も行っていた。中心静脈栄養となると,厳密なカテーテルの管理を行いながら,合併症が起きないかをいつも気にして行っていた。栄養管理開始時期は,全身状態が安定するまで待ってから行うことが多く,数日〜1週間程度してからだったように思う。
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