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The New England Journal of Medicine Editorial: Vaishnava P, Eagle KA. The yin and yang of perioperative medicine. N Engl J Med 2014;370:1554-5. Articles: ・Devereaux PJ, Mrkobrada M, Sessler DI, et al. Aspirin in patients undergoing noncardiac surgery. N Engl J Med 2014;370:1494-503. ・Devereaux PJ, Sessler DI, Leslie K, et al. Clonidine in patients undergoing noncardiac surgery. N Engl J Med 2014;370:1504-13. ■続けるか,中止するか,それが問題だ 術前の患者が服用している薬物のどれを継続させ,何を新たに服用させるか,あるいは服用を中止させるべきかは,大きな問題である。術前の服用薬についてはガイドラインがあるものの,絶対的な基準はない。β遮断薬の周術期投与の是非,投与法などについては多くの研究がある。2006年に発表されたPeriOperative ISchemic Evaluation(POISE)studyでは,比較的高用量のメトプロロールを周術期に投与することで,心筋梗塞の発生頻度は低下するものの,低血圧や脳卒中の発生頻度は上昇し,死亡率は上昇することが示された。今回取り上げた二つの論文は,周術期のアスピリンやクロニジン投与の有用性について検討したPOISE-2 trialの結果報告である。
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