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pp.932-936
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101933
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The New England Journal of Medicine
Editorial:
Frontera JA. Blood pressure in intracerebral hemorrhage―how low should we go? N Engl J Med 2013;368:2426-7.
Article:
Anderson CS, Heeley E, Huang Y, et al. Rapid blood-pressure lowering in patients with acute intracerebral hemorrhage. N Engl J Med 2013;368:2355-65.
■急性脳出血における血圧コントロールのジレンマ
急性脳出血発症1か月後の死亡率は40%(中央値),その後に自立した生活を送れるのは12~29%である。こうした高い死亡率や合併症発生率を低下させるために,発症後の血圧コントロールは重要と考えられている。米国心臓協会American Heart Associationのガイドラインでは,平均血圧を110mmHg未満,あるいは血圧を160/90mmHg未満にすることを推奨している。しかし,どの程度に血圧をコントロールすればよいかは実際には明確ではない。それは,以下のような病態生理からも推測される。
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