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from LISA
pp.331
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101187
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- 文献概要
■大相撲の八百長問題,さまざまな人がさまざまなことを発言しております。当初は,八百長はけしからんといった論調が強かったのが,相撲は文化であり,真剣勝負そのものは相撲の醍醐味でも伝統でもない,という方向に向かっているような気がします。2月19日の朝日新聞朝刊にも,吉田秀和が「ああ相撲!勝ち負け,すべてではない」と題して執筆しています。音楽展望のコラムにです。最近読み終えた『吉原はこんな所でございました』(福田利子,ちくま文庫)の解説にも「でもね,あまり杓子定規に善悪をきめてかかるのは,文化芸能の側面からすると,どうかと思うことが多いのです」という文章がありました。正義を振りかざす,いわゆるマスコミの弊害でしょうか。
八百長といえば,競馬を趣味に,自ら友達らと出資して馬主となったいとこが,中央競馬での万馬券は仕組まれている,と以前よく言いっていました。競馬人気を維持するためにもそれは必要であり,その仕組みがわかれば言うことがないのだがと。で,さかんにデータを集め,仮説を構築し,調べていました。会うと,もう少しのところなのだが,としきりにその話をしていました。
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