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■あまりにも突然に,痛みはやってきました。腹部全体に漂っていた痛みは,時間とともに,右下腹部に集中。どうにもこれはうまくない,虫垂炎じゃないか…腹膜炎になっていたら…しかし,なぜ今アッペなんだ!前夜も普通に夕食をとり,ヱビスも,量は増えたが,美味しく飲んだ。魚の小骨が刺さったかもしれない…しかし,食べていない。
こうなったら腹をくくって,総合病院の救急外来に。日曜朝9時半。幸いすぐに診察。問診と触診でアッペ間違いなし。その後,腹部X線とCT(造影剤)で確定。早いうちに手術をしましょう,と救急外来の外科医。即手術が決まりました。
麻酔科医がそろい,13時から手術開始。もちろん,その前に説明。腰椎麻酔を行うが,全身麻酔にいつでも切り替えられる,開腹の結果処置を変更する,場合によっては血液製剤を使用する,そして術後合併症。娘の手術の時にはしつこく質問し,術後鎮痛についてもああだこうだと注文を出すように言っていたのに,今回はわかりましたの一言。連れ合いはあきれていました。
手術室には車椅子で,麻酔科医の自己紹介とこれから受ける処置の説明を聞きながら手術台に。モニターをつけ,右下腹部を下に体を曲げる。針がブチリと入る(ペルカミン)。しばらくすると,下半身が熱くなり,感覚が麻痺。それまで,寒さと痛さでどうしようもなかったのが,嘘のようになくなり,ドルミカムと前夜の疲れから,不覚にも眠ってしまいました。とまれ,1時間もかからず病室に。
その後は輸液,カテーテル,座薬といろいろありました。が,無事夕食の重湯。そして全粥となり,いよいよ普通のご飯となるのですが,お粥のままのリクエストをしてしまいました。中華粥ならなおよいのですが。間違ってもスパゲティなどごめんです。欧米でなくてよかった!
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