症例検討 術前評価と麻酔の説明:患者のよくある質問にどう答えますか?
輸血を拒否する患者:患者・家族との合意が重要,自己血輸血は心強い味方
松浦 正
1
,
長谷 一郎
1
,
浅田 章
1
MATSUURA, Tadashi
1
,
HASE, Ichiro
1
,
ASADA, Akira
1
1大阪市立大学医学部附属病院 麻酔科・ペインクリニック科
pp.688-692
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100978
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症例
65歳の女性。身長150cm,体重60kg。股関節痛に対して人工股関節全置換術が予定された。心房細動に対してワルファリン2mgを内服しており,手術3日前から休薬するように指示を受けている。エホバの証人ではないが,輸血を強く拒否している。術前検査ではヘモグロビン11.0g/dLで,血小板数10万/mm3, PT-INRは1.6であった。
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