症例検討 血管内治療の麻酔
頸動脈狭窄に対する頸動脈ステント治療:全身麻酔を依頼された時に知っておくべき基礎知識
川口 哲
1
Tetsu KAWAGUCHI
1
1大阪脳神経外科病院 麻酔科
pp.186-189
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100871
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症例
76歳の男性。身長160cm,体重60kg。20年前より高血圧および糖尿病を指摘され,3年前に左冠動脈回旋枝の狭窄に対して金属ステントが留置された。数週間前より歩行時のふらつき,視力低下を認めたため脳神経外科を受診し,左内頸動脈の完全閉塞,右内頸動脈の90%狭窄と診断され,右内頸動脈へのステント留置術(CAS)が予定された。
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