症例検討 前立腺疾患の麻酔
経尿道的前立腺切除術:全身麻酔で管理!循環動態の変化を極力抑える
沖田 寿一
1
,
古家 仁
1
Toshikazu OKITA
1
,
Hitoshi FURUYA
1
1奈良県立医科大学 麻酔科学教室
pp.1082-1085
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100800
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症例
76歳の男性。身長168cm, 体重58kg。尿閉を主訴に入院した。入院時のBUNは35mg/dL, 血清クレアチニンは2.1mg/dLであった。前立腺肥大があり,前立腺の重量は50gと推定された。経尿道的前立腺切除術が予定された。洞不全症候群があり,ペースメーカが挿入されている。術前検査では,ヘモグロビン濃度10.2g/dL, 血小板数19万/mm3, BUN 16mg/dL, 血清クレアチニン1.0mg/dL, 電解質は基準値範囲内であった。
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