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pp.680-681
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100704
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Anesthesia & Analgesia
Edtorial:
Motoyama EK. The shape of the pediatric larynx : cylindrical or funnel shaped? Anesth Analg 2009 ; 108 : 1379-81.
Article:
Dalal PG, Murray D, Messner AH, et al. Pediatric laryngeal dimensions : an age-based analysis. Anesth Analg 2009 ; 108 : 1475-9.
小児の気道の最大の特徴といえば,成人と異なり輪状軟骨部が最も狭く,漏斗状をしていることであると教えられてきた。したがって,小児の挿管ではカフが付いていない気管チューブを使用するべきであるとも教えられてきた。しかし,今回取り上げたDalalらの論文は,それを覆すものである。Editorialでは,上記のような教えがそもそもどこからでてきたかについて述べている。Eckenhoffの1951年に発表した論文がその元であり,それはBayeuxが1897年に死亡した小児の解剖から得られた知見にもとづいているということであった。
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