症例検討 気道確保が困難な症例
気道確保困難症例への対応:周術期気道管理計画の立て方
磯野 史朗
1
,
鈴木 法子
1
,
北村 祐司
1
Shiroh ISONO
1
,
Noriko SUZUKI
1
,
Yuji KITAMURA
1
1千葉大学大学院医学研究院高齢医学講座 麻酔学領域
pp.1000-1005
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100441
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気道確保困難症例への対応の第一歩は,目の前にいる患者が気道確保困難かどうかを判断することである。とはいえ,現実的にはそう易しいことではない。まず重要なことは,麻酔導入時の気道確保困難には『マスク換気困難』と『気管挿管困難』があり,これらを区別して評価することである。また,導入時の気道管理計画ばかりでなく,気管チューブ抜去後の気道管理も計画的に行うべきである。本稿では,千葉大学ではどのように周術期の気道管理計画が立てられているかを,できるだけ具体的に述べる1)。
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