症例検討 気道確保したはずなのに…
気管挿管してカフに空気をたくさん入れてもエアリークがある
唐澤 富士夫
1
Fujio KARASAWA
1
1さくらペインクリニック
pp.282-284
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100255
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
40歳の女性。身長169cm,体重60kg。卵巣囊腫に対して腹腔鏡下卵巣切除術が予定された。既往歴に特記すべきことはない。チオペンタール225mgで麻酔導入し,ベクロニウム5mgを静注した後,気管挿管した。内径7.0mmの気管チューブを挿入し,門歯のところで深さ20cmまで挿入した。空気を5ml注入したがまだエアリークがあった。その後,エアーを追加し,10mlまで追加したが,気道内圧が10cm程度でもエアリークがあった。
Copyright © 2007, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.