症例検討 薬物の副作用:薬は毒である
麻酔に関連して頻繁に用いられる治療薬の有害作用
中木 敏夫
1
Toshio NAKAKI
1
1帝京大学医学部 薬理学講座
pp.434-435
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100092
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周術期に比較的頻繁に使用する医薬品について,主として過去のLiSA誌上に登場した有害作用を表1にまとめた。
麻酔薬が術中管理に悪影響を及ぼす場合だけでなく,術後にも影響が及ぶ場合がある。あるいは手術を受ける前にすでに投与されている治療薬の副作用により,麻酔過程や術後に悪影響を及ぼす場合もある。
医薬品の有害作用が麻酔・手術に悪影響を及ぼす場合について,周術期に頻繁に用いられる医薬品による有害作用を概観した。この表に記載された医薬品と有害作用については比較的よく知られたものが多いため,再度確認していただきたい。
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