研究室から
東邦大学医学部第二生理学教室
永田 豊
pp.271-272
発行日 1959年10月15日
Published Date 1959/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425906098
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医学部新制大学院の設置に伴つて,東邦大学に於いても生理学に第二講座が新設された。一昨年来よりRockfeller財団のResearch Fellowとして,BostonにあるHarvard大学生化学教室でNeurochemistryを専攻中であつた塚田裕三教授は,昨年末,教授就任が決定して急遽欧洲各国をまわつて帰朝され,早速新研究室の建設にとりかかつたのである。
人数も予算も充分でない我が国の現状としては,生理学一般に手を拡げるというよりは一つの課題に重点的に力を集中する方が有利であるので,当教室は中枢神経の生理化学を中心課題として設営が始められた。
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