巻頭言
医科の生化学の講義と実習の在り方
牧野 堅
1
1慈恵医科大学
pp.417
発行日 1956年12月15日
Published Date 1956/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905915
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上記の様な表題をあげたからと云つて生化学の講義と実習はこうあるべきだと主張しようと云うのではない。それは私が大学の教師になつてからわずか7〜8年にしかならず,其の資格もなし,現在でも尚これらのことに就いて迷いぬいているからである。そして又色々な講義や実習のやり方があつてよいのである,又そうあらねばならぬと思う。しかしこれから述べることは私が日頃考えていることや或は実行していることでもあるのでこの方面に関心を有せられる方ゝの御批判を得たいと思う。
①生化学は暗記の学問であろうか?
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