Japanese
English
論述
Ethyl Alcoholの代謝
The Metabolism of Ethyl Alcohol
赤羽 治郞
1
Jiro AKABANE
1
1信州大学医学部藥理学教室
1the Department of Pharmacology, Faculty of Medicine, Shinshu University
pp.273-278
発行日 1954年6月15日
Published Date 1954/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905780
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飮用されたalcoholは体内で大部分が完全に酸化されてCO2と水になることはすでに古くから実験されている。1gのalcoholが完全に酸化すれば7.1Cal.が発生する。その酸化は階段的に進行して,中間代謝物としてacetaldehydeと醋酸が生成される。このうち,第二段階(acetaldehyde→acetic acid)の反応の速さは,第一段階(alcohol→acetaldehyde)に比してはるかに迅速であり,第二段階の酸化がかなり抑制されても全般的のalcohol酸化の速さに大きく影響することはない。従つてalcohol酸化の速さは主として第一段階の酸化の速さに係つている。
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