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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
抗体の作製と吟味
特定生体物質に対する抗体作製・使用法—(Na+,K+)ATPase
(Na+,K+) ATPase
大森 浩一郎
1
,
田代 裕
1
Koichiro Omori
1
,
Yutaka Tashiro
1
1関西医科大学第1生理学教室
pp.371-372
発行日 1987年10月15日
Published Date 1987/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905016
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(Na+,K+)ATPaseはcatalytic subunitであるαsubunit(分子量〜10万)と糖蛋白質であるβ subunit(分子量〜5万)より構成されている。この酵素は細胞が生存していく上に必要不可欠であり,動物間の類似性も非常に高いため,抗体の作成が困難な蛋白質の一つである。
われわれはイヌ腎由来の(Na+,K+)ATPaseのα,βsubunit1),およびホロ(Na+,K+)ATPaseに対する抗体2),またラット腎のホロ(Na+,K+)ATPaseに対する抗体3)を作製した。以下その方法を簡単に解説する。
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