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特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
膜一般に作用するもの
パリトキシン
Palytoxin
伊藤 勝昭
1
Katsuaki Ito
1
1宮崎大学農学部家畜薬理学教室
pp.513-515
発行日 1984年12月15日
Published Date 1984/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904657
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海洋腔腸動物には強心作用を有する毒を産生するものが多く,それらのほとんどはポリペプチドであるが,同じ腔腸動物で亜熱帯サンゴ礁に棲息するイワスナギンチャクPalythoaが産生する毒パリトキシンは強心活性を有するものの,ペプチドではなく薬理学的性質もそれらとかけはなれている。パリトキシンは①分子構造,②毒性,③生理活性,④作用点の4点で他に類例をみない特異な毒である。
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