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実験講座
走査型電子顕微鏡による細胞非遊離表面の観察とその三次元的組織構築研究への応用
SEM examination on the non-free surfaces of tissues and cells: An application to the three-dimensional structural study
上原 康生
1
,
藤原 隆
1
,
出崎 順三
1
Yasuo Uehara
1
,
Takashi Fujiwara
1
,
Junzo Desaki
1
1愛媛大学医学部解剖学第2講座
pp.66-70
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903520
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最近の生物形態学への超高圧電子顕微鏡の応用や,急速凍結割断ロータリーレプリカ法の開発,コンピューターによる再構築法の導入は,超薄切片にもとづく通常の透過型電子顕微鏡的観察によっては得ることの出来ない三次元的生体構築や構造物間の有機的関連の解明を意図する新しい形態学の動向を示唆しているようである。
走査型電子顕微鏡(SEM)は本来比較的簡便に細胞組織の表面構造と三次元的構築の観察を可能とする利点を持つものであり,透過型電子顕微鏡によっては非常に多大な労力と時間が要求される超薄連続切片による再構築法を補って余りあるものと考えられる。
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