話題
マックスプランク精神医学研究所
佐藤 公道
1
Masamichi Satoh
1
1京都大学薬学部薬理学教室
pp.101-103
発行日 1976年2月15日
Published Date 1976/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903109
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1973年8月から1975年5月までの1年10カ月間,私は西ドイツのミュンヘン(München)にあるMax-Planck-Institut für Psychiatrleの神経薬理部門のAlbert Herz教授のもとで研究生活を送る機会に恵まれました。この留学は私の恩師である高木博司教授がHerz教授とはかねてよりInternational Narcotic Research Clubの実行委員同士としてお知り合いであつた関係から高木教授の御推薦によつて実現したのでした。アレキサンダー・フォン・フンボルト(Alexander von Humboldt)財団が私の西ドイツでの滞在費を支給してくれることになりましたので,同財団の規定に従い,ミュンヘンでの研究奨学期間に先立つ2カ月間ゲーテ研究所でドイツ語研修を受けるため,西ドイツの西南端の美しい都市フライブルク(Freiburg im Breisgau)に滞在しましたから,都合丸2年間西ドイツで過ごしたわけです。この間には中東紛争によつて引き起こされたいわゆるオイル・ショックの時期もありました。
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