Japanese
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講義
膜の分子解剖
The Molecular Anatomy of Membranes
H. Stanley Bennett
1
1Biological and Medical Sciences The University of North Carolina at Chapel Hill
pp.75-87
発行日 1975年2月15日
Published Date 1975/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903038
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細胞膜については,50年前からいろいろの人たちが分析してきました。一番得やすい膜は,もちろん赤血球膜です。赤血球膜は簡単に精製することができますので,これを分析すると,皆さんがご存じのように,60%はタンパク質で,約40%は脂質です。
この脂質分子は,水の表面にきれいに縦に並びます。もし1個の赤血球の膜の脂質分子をこのように縦に並べますと,その分子の領域の面積は赤血球の表面積のちようど2倍になります(Gorter and Grendel, 1925)(図1)。
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