交見 「生理学者は生化学者に何をのぞむか」/「生化学者は生理学者に何をのぞむか」
機能にむすびついた生化学研究に期待,他
内山 孝一
1
1日本大学生理学
pp.46-48
発行日 1966年2月15日
Published Date 1966/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902667
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わがくにの生化学は,東大の生理学者大沢謙二教授(日本生理学の父)の卓見と,ドイツで生化学を専攻した隅川宗雄が東大生理にいたことにより,1893年東大生理の一部に生化学が生理学から分れて独立したのがはじめである。
生化学者の研究が生理学の中で十分にすることが不可能となつた。生理学者が生理機能の研究を進めていくうちに,その内容が豊富となり,生化学を分けなければ,どうにもならなくなつたからである。
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