特集 受容体1997
Ⅱ.Gタンパク質共役型受容体
1.神経伝達物質・ホルモン
2)ペプチド
バソプレッシン受容体
西岡 直也
1
,
大野 茂男
1
Naoya Nishioka
1
,
Shigeo Ohno
1
1横浜市立大学医学部第2生化学教室
pp.417-419
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901237
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[サブタイプ]バソプレッシン受容体は,抗利尿作用と昇圧作用が異なる細胞内情報伝達系を介して発現するため,少なくとも二つの受容体サブタイプが想定されてきた。すなわち,昇圧作用を媒介するV1受容体と抗利尿作用を媒介するV2受容体である。
1992年にMorelら1)により,ラットV1a受容体がクローニングされ,これに続いて,Brinbaumer2),Lolaitら3)によりそれぞれヒト,ラットV2受容体のcDNAクローニングが発表された。
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