Japanese
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特集 細胞分化
細胞分化における細胞―細胞間相互作用―リンパ節ストローマ細胞とB細胞
Cell to Cell Interaction in the Differentiation of Cells: Lymph Node Stromal Cells and B Cells
竹内 仁
1
Hitoshi Takeuchi
1
1埼玉医科大学第一病理学教室
pp.208-213
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901084
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一般的にストローマ細胞(基質細胞,stromal cell)あるいは間質細胞(interstitial cell)と呼ばれている細胞(以下,ストローマ細胞とする)は,血管および結合織を構成するもので線維芽細胞,血管内皮,平滑筋,軟骨細胞,骨細胞が含まれるが,免疫血液学においてストローマ細胞(間質細胞)といわれるものは,骨髄では線維芽細胞,血管内皮細胞,マクロファージ,脂肪細胞があげられ1),リンパ節では線維芽細胞,血管内皮細胞,マクロファージのほか,リンパ組織に特有な濾胞樹状細胞(follicular dendritic cell:FDC)2),指状嵌入細胞(interdigitating cell:IDC)2)があげられる。以下ではこれらのストローマ細胞とリンパ球(特にB細胞)との関連について述べる。主なストローマ細胞の種類,形質,役割は表1にまとめた。
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