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特集 ストレス蛋白質
高分子量ストレス蛋白質
High-molecular-weight stress protein
畑山 巧
1
Takumi Hatayama
1
1京都薬科大学生化学教室
pp.348-351
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900934
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哺乳動物細胞の分子量100,000-110,000のストレス蛋白質(熱ショック蛋白質)は,HSP70やHSP90とともに初期の頃より認められていたが1),HSP70やHSP90など主要なストレス蛋白質が分子シャペロンとしての機能が明らかにされてきたのとは対照的に,高分子量ストレス蛋白質については最近まであまり解明されていなかった2,3)。しかし,最近,酵母のHSP104とその細菌ホモログであるClpA/ClpBファミリーの研究が進んでおり,また,哺乳動物細胞の高分子量ストレス蛋白質についても明らかにされつつある。ここでは,急速に解明されつつあるこれらの高分子量ストレス蛋白質について概説する。
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