特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
9.軟体動物
ウミウシの連合学習法
榊原 学
1
1東海大学開発工学部生物工学科
pp.598-599
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900850
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目標
ウミウシに連合学習の一つである古典的条件付けをする。ウミウシは生来,光の明方向へ移動する性質と,振動刺激から逃れようとする性質がある。この性質は行動出力として足の筋肉の動きを指標とすると,光に対しては足を伸ばそうと,一方振動には逆に縮めるように応答する。この2種の刺激を,光を条件刺激,振動を無条件刺激とし,それらを時間的に組合わせ訓練する。
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