Japanese
English
特集 造血の機構
白血病幹細胞と細胞増殖因子
Leukemic blast progenitors and growth factors
東田 修二
1
,
奈良 信雄
2
Shuji Tohda
1
,
Nobuo Nara
2
1東京医科歯科大学医学部第一内科
2東京医科歯科大学医学部臨床検査医学講座
pp.352-355
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900754
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白血病細胞は,骨髄内の正常造血幹細胞もしくは前駆細胞が腫瘍化したもので,その無制限な増殖と正常造血機構の障害が,白血病の病態を形作っている。白血病細胞の増殖にも,造血細胞と同様,細胞増殖因子が深く関与している。白血病細胞が正常造血細胞を凌駕して増殖する機序を解明するためには,白血病細胞に対する細胞増殖因子の作用の特性を明らかにする必要がある。
以下,白血病,とくに急性骨髄性白血病細胞(AML)に対する増殖因子の作用について,われわれのin vitro培養系での研究結果を中心に紹介する。
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