特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
Ⅲ.間葉系細胞株
線維芽細胞
ヒト:WI-38
関口 清俊
1
,
入江 厚
1
1大阪府立母子保健総合医療センター研究所病因病態部門
pp.432
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900428
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■樹立の経緯
培養2倍体細胞の増殖が有限であることを示したHayflickが樹立した一連のヒト胎児組織由来の細胞株の一つ。女児3カ月胚の肺組織に由来する正常2倍体線維芽細胞である。WIは,Hayflickが所属したWister Instituteの頭文字。Hayflickは,培養2倍体細胞の寿命が継代時の希釈倍率にかかわらず一定であることを,この細胞を用いて証明した1)。
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