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特集 LTPとLTD:その分子機構
記憶の初期過程と維持における遺伝子の活性化・タンパク質合成―c-fosを中心に
Gene activation and protein synthesis during the immediate : early phase and maintenance of memory with emphasis on c-fos activation
藤田 道也
1
Michiya Fujita
1
1浜松医科大学生化学第二
pp.488-495
発行日 1990年10月15日
Published Date 1990/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900134
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最近では脳も分子生物学の注目するところとなってきた。その一つとして,脳に対するなんらかの刺激による遺伝子の活性化が研究対象となっている。本稿では,ここ数年間に発表された関連研究を人為的に分類し,概観してみることにした。以下で「遺伝子の活性化」とはその遺伝子に含まれる遺伝情報を読み取り可能な状態にすることを指すが,転写・加工を含め,mRNAの生成までの過程を指すのにも用いたことをおことわりしておく。
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